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(2)ケーブル導入及び端末処理用材料
(a)防水及び不燃材料
隔壁を非防水形貫通金物等で貫通した場合には、その場所が規則上の防火隔壁であれば、不燃材あるいは難燃性の材料を用いて充填しなければならない。普通使用されるものは難燃性で、かつ、水溶性のもので、カラー及びコーミングに充填すると乾燥して固形状になる。商品名としてプラシール等がある。
なお、現在A級仕切り電線貫通部の防火材として認められている(NK等)ものとして下記のものがある。
・MCT
・プラシール(NF−81SS及びNF−83)
・ダクシールP
・キルボンドM
・KVM COLD SEALING COMPOUND
・AGE GEAQUELLO SYSTEM
・HONE KALTVERG USSMASE A−60F
その他の間仕切り用隔壁等の場合には、防水対策等からパテを充填する。
(b)結線部品
心線を機器に接続する場合、一般的には端子盤による接続方法を用いるが、同軸ケーブル、通信専用の特殊ケーブルではコネクタ(JIS C5401)接続が多い。端子盤接続には、心線端に端子を取付けない締付形端子と、端子を取付ける圧着端子形とがある。一般的には振動によるゆるみ止めや電気的接続を確実にするため圧着端子を使用する。

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図4・12 圧着端子

 

 

 

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